耐熱強化ガラス
[タイネツキョウカガラス]
ガラスそのものは無機物であり、軟化変形する数百℃の温度までの耐熱使用範囲があります。しかし、ガラスのコップに沸騰した熱湯を注ぐと割れるというような場合は、急熱の温度差による部分的な膨張が割れる原因となります。 つまり一つのコップのなかの温度差による歪みがガラスの強度を越えてしまうのです。
理科の実験で使ったような耐熱性の高いビーカーのガラス(ほう珪酸ガラス)というのは、普通の窓ガラスの材料のガラスに比べて膨張しにくい組成になっており、普通のガラスの2~3倍くらいの急な温度差にも耐えられます。さらに石英ガラスはほとんど膨張しないので、直接火を当てても割れることはありません。
このσがガラスの破壊強度を越えたとき、割れとなって破壊が起こりますが、通常のガラス材料ではEやνは大きくは違わないので、αの小さな材料を選ぶことになります。 ほう珪酸ガラスのαは普通のガラスの約半分、石英ガラスでは1桁小さい値となります。